小野薬品の相良暁社長は12日の決算説明会で会見し、約20種の癌腫でグローバルに臨床試験を展開しているオプジーボ(抗PD-1抗体の抗癌剤)について、「開発が順調に推移している」と報告。同社の業績にも言及し、「2016年度からは、現在、悪性黒色腫を対象に国内で上市しているオプジーボの非小細胞肺癌の効能追加や、カルフィルゾミブ(多発性骨髄腫治療薬・国内PIII)など新製品上市が見込まれる」と強調。「15年度を底に、その後は右肩上がりに好転していく」との見通しを示した。
オプジーボの主な開発状況としては、悪性黒色腫(2次以降)では、昨年9月、世界に先駆けて国内で上市された。14年度売上高は25億円で、15年度は35億円を見込んでいる。
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