薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は11月27日、アステラス・アムジェン・バイオファーマの新規作用機序の高コレステロール血症治療薬「レパーサ」など3件を審議し、承認を了承した。
審議品目
▽レパーサ皮下注140mgシリンジ、同皮下注140mgペン(アステラス・アムジェン・バイオファーマ):新有効成分のエボロクマブ(遺伝子組み換え)を含有し、心血管イベントの発現リスクが高く、HMG-CoA還元酵素阻害薬で効果不十分な場合の家族性高コレステロール血症、高コレステロール血症を効能・効果とする。
同剤は、プロ蛋白質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型に対する遺伝子組み換えヒト型IgG2モノクローナル抗体。血中のLDLコレステロールの取り込み抑制に関与するPCSK9に結合することにより、LDL受容体との結合を阻害し、LDL受容体の肝細胞内における分解を阻害することで循環血中のLDL-C値を減少させる。国内で同様の作用機序を持つ薬剤はない。
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