厚生労働省は、「家庭用品等に係る健康被害病院モニター制度」の2014年度報告書を公表した。モニター病院8施設の小児科医が報告した健康被害事例で、小児の誤飲事故は357件となった。このうち最も多かったのがタバコの72件で、前年度報告数がトップだった医薬品・医薬部外品は51件まで減少した。
同制度は、モニター病院と日本中毒情報センターが収集した家庭用品による健康被害事例を厚労省に報告するもので、14年度の健康被害事例について専門家会議が検討を行い、報告書をまとめたもの。その結果、14年度の報告件数は1528件と、前年度に比べて193件減少した。
小児誤飲事故に関する報告は357件。最も多かった家庭用品等の種類は、タバコが72件と前年度の94件から減少した。医薬品・医薬部外品の誤飲件数は、前年度より45件減って51件だった。
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