薬局の健康サポート充実も‐骨太素案に明記
政府は18日、経済財政諮問会議を開き、「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)の素案を提示した。骨太方針では、医薬品の適正使用の考え方を打ち出し、複数の薬が処方される事例を適正化する取り組みを行うと共に、革新的医薬品の使用も最適化を図る方針を明記。高血圧や糖尿病など生活習慣病治療薬の処方のあり方についても検討を開始し、2017年度中に結論を得るとした。一方で、健康長寿分野の潜在需要の顕在化に向け、電子お薬手帳の活用によって薬局の健康サポート機能を充実させる方向性も示した。
骨太方針の素案では、経済・財政一体改革の推進に向け、社会保障分野の改革に言及。その中で、18年度からの医療費適正化計画において、後発品の使用割合80%達成に向けた後発品の使用促進策を盛り込むと共に、重複投薬を是正するための目標などを設定して取り組みを推進することを求めた。
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