
佐藤製薬は、かゆみを伴う皮膚トラブルによく効くノンステロイドの皮膚用薬「トレンタムGローション」(第2類医薬品)を、今月から新発売した。伸びがよく、さっぱりとした乳液タイプで、2種類の抗炎症成分(ウフェナマート、グリチルリチン酸二カリウム)と、さらに抗ヒスタミン+局所麻酔成分のWの効果で、かゆみをしっかり抑えて治療する。今年5月には、同じくノンステロイドの「トレンタムGクリーム」を発売しており、新たにローションタイプを加えてラインナップが充実した「トレンタムG」シリーズについて同社では、夏場はあせもやかぶれ・紫外線などによる皮膚トラブルが増えてくる需要期でもあり、販売促進に注力している。
同社では、過去1年間に湿疹、皮膚炎を体験した人(3231人)に、皮膚トラブルの好発部位を聞いたところ、腕が33.7%と最も多く、次いで顔が26.2%、背中が23.2%、首が23.1%などが挙がった。このほか、皮膚トラブルで一番つらかった症状としては、圧倒的に多くが「かゆかった」ことを挙げていた。顔や首筋など皮膚の薄い部位に使いやすく、患部が広範囲になりがちな背中や腕などにも使用でき、安全性と効き目の両方を求める人に向けて今回、乳液タイプのローションをシリーズに加えた。
「トレンタムGローション」は、かゆみを原因から抑える抗炎症成分としてウフェナマートと、グリチルリチン酸二カリウムを配合。そして、かゆみを素速く抑えるクロルフェニラミンマレイン酸塩+リドカイン、さらに皮膚の血行を促すトコフェロール酢酸エステルも配合し、かゆみや湿疹などの改善に優れた効き目を発揮する。
効能は皮膚炎、かぶれ、湿疹、かゆみ、おむつかぶれ、ただれ、あせも等で、1日数回適量を患部に塗布する。税別価格は15g1900円。