大正製薬は、口中を浄化し口臭を予防する薬用ハミガキ剤「デントウェル[薬用]CR」を発売した。同製品は、五つの薬用成分の働きで、口中を浄化し、口腔内環境を整えて、清潔で爽快にする。塩化セチルピリジニウム(CPC)とイソプロピルメチルフェノール(IPMP)の二つの殺菌成分が歯肉炎を防ぎ、ゼオライトの吸着作用で歯石の沈着を抑え、ビタミンEの血行促進作用で歯肉炎・口臭を防ぎ、フッ素の再石灰化作用で歯質を強化して虫歯を予防する。6種類のハーブエキスを配合して、さわやかな磨き心地のエクストラハーブミント風味としている。
同社の行った生活者調査によると、生活者の口腔に関する悩みとして「歯垢・歯の汚れ」(37%)、「口の中の粘り」(28%)、「口臭」(23%)、「舌の汚れ」(17%)が上位だったという。これらの原因のほとんどが、口腔内細菌によるもので、特に起床時、疲労時、空腹時、緊張時では唾液の分泌量が少なくなり、殺菌作用や浄化作用が低下して、口臭や口腔の粘りなどの不快感が起こりやすくなる。
それに対して「デントウェル」では、ビタミンCを配合した薬用ハミガキ剤を中心に、主に歯周病対策製品をラインナップしている。今回、口中浄化をコンセプトとした「デントウェル[薬用]CR」を発売することで、生活者のニーズに幅広く対応していく考えだ。
税込み希望小売価格は80g480円。初年度目標額は1億円。