【新製品】肌乾燥の悩みに“飲むケア”提案‐初の機能性表示食品 資生堂

2016年09月28日 (水)
飲む肌ケア

 資生堂は、顔や体の肌乾燥に悩む人に向けた機能性表示食品「飲む肌ケア」を、化粧品専門店やドラッグストアをはじめ資生堂取り扱い店、さらには同社の総合美容サイト「ワタシプラス」で発売を開始した。機能性関与成分の「蒟蒻由来グルコシルセラミド」は、顔や体(頬、背中、ひじ、足の甲)の肌水分を逃がしにくくすることが報告されている。機能性表示食品の発売は、資生堂として同品が初めてとなる。

 同社では今年2月に、2987人の女性を対象に調査を行ったところ、25~39歳の女性が気になっている“顔の肌悩み”は、3人に1人が「乾燥」であった。このほか、ボディの肌悩みでも63%が「乾燥」と回答しており、20~30代女性の多くが顔の肌だけでなく、体の乾燥を感じていることが分かった。中でも注目されるのが“働く子育てママ”で、乾燥が気になるものの自分の肌ケアに手がかけられず、満足のいく手入れができていないと実感している実態が浮かび上がった。

 そこで、こうした顔や体の肌乾燥に悩む女性に向けて、飲むだけで顔も体も水分を逃がしにくくする、今までにない新しい乾燥ケアを提案する機能性表示食品「飲む肌ケア」を発売したもの。

 機能性関与成分の蒟蒻由来グルコシルセラミドは、蒟蒻芋から抽出して濃縮した蒟蒻エキス中に含まれている成分で、肌の水分を逃がしにくくするため、乾燥が気になる人に適している。同品には、この蒟蒻由来グルコシルセラミド1800μgを配合。このほか玄米黒酢粉末、ヒアルロン酸、コラーゲン、ローヤルゼリー、ビタミンB1・B2・B6、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、葉酸、カルシウム、マグネシウム、パントテン酸の14種類の成分を配合している。

 飲みやすく、毎日続けやすいタブレットで、1日3粒(2.4kcal)を目安に摂取する。60粒(約20日分)入りで、ノープリントプライス。

非ステロイドのクリームも発売

 このほか、顔の肌トラブルをケアする「IHADA∧イハダ∨」ブランドの新製品として、目もとのかゆみ・かぶれ・赤みに効くノンステロイドの皮膚治療薬クリーム「イハダプリスクリードi」(第2類医薬品)、乾燥対策ブランド「フェルゼア」からは大容量サイズ(160g)の「フェルゼアHA20クリーム」(第3類医薬品)も発売している(販売は資生堂薬品)

 このうち「イハダプリスクリードi」は、肌の炎症部位に直接作用し、原因物質を抑えて炎症を鎮める「ウフェナマート」と、肌に生じた炎症を鎮める「グリチルレチン酸」の抗炎症成分をダブルで配合。さらに、かゆみ抑制成分「ジフェンヒドラミン」がかゆみを引き起こす原因物質(ヒスタミン)の作用を抑え、肌に生じたかゆみを素速く鎮める。これら三つの医薬品有効成分(非ステロイド成分)が、乾燥や花粉といった外部刺激などによる目もとのかゆみ、かぶれ、赤みに効く。

 目の周りにも広げやすい軽やかなテクスチャーで、しっとりしながらもベタつかず、テカらない。素肌と同じ弱酸性のクリームで、無香料・無着色。税別希望小売価格は6g900円。



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