愛知で第49回日薬学術大会
第49回日本薬剤師会学術大会が「プロフェッションを追求する~Best and beyond~」をテーマに9、10日の2日間、名古屋市で開かれた。愛知県では通算4回目、17年ぶりの開催となった今大会には全国から約1万人が参加。医薬分業や薬剤師職能の意義が改めて社会から問われる中、かかりつけ薬剤師、健康サポート薬局、地域包括ケアシステムなど様々な機能や場面においてプロフェッションとしての薬剤師をいかに追求していくかを焦点に、討議を繰り広げた。
9日の開会式であいさつした日薬の山本信夫会長は「近年の薬剤師や薬局業務に対する社会からの指摘には大変厳しいものが感じられる」と言及。「医薬分業元年と言われた1974(昭和49)年以降、薬剤師業務が拡大するに従って、あるいは本来の薬剤師の役割をおざなりにするような風潮が知らぬ間に広がり、悪貨が良貨を駆逐するごとく薬剤師業務への批判が高まってきたのかもしれない」と述べ、「改めて、自らの役割や責任を見つめ直す原点回帰の時が来ていると思う」と呼びかけた。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。