厚生労働省は5日、医療機関のレセプトや電子カルテなどの病院情報システムからデータを集める医療情報データベース(MID-NET)の利活用に関するワーキンググループ(WG)の初会合を開いた。有識者による事前審査の項目などについて議論し、製薬企業等からの申出内容がMID-NETに適合するか審査前に使用の可否を確認すべきなどの意見が出た。来年5~6月をメドに作業部会の意見を取りまとめる。
この日の初会合では、協力医療機関、行政、製薬企業、アカデミアなどがMID-NETの利活用を申し出た場合の事前審査について集中的に議論した。特に事前審査の項目に関して、目的や内容、取り扱う情報の範囲、利活用の期間に対する上限の設定、情報の管理について、どのような考え方で利用者に管理を求めるべきか、また解析結果の公表内容や公表方法などについて検討を行った。
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