◆8月21日(第33週)以降、急増していた麻疹の報告数が今月19日(第41週)までに累積152例となった。昨年は35例と少なかったが、ここ7年間では6番目の報告数となったものの、ここに来て報告数は一桁に落ち着いてきた
◆第33週は13例の報告があり、千葉県が6例、それ以外が7例で、この7例のうち4例に関西空港の勤務歴・利用歴があった。さらに8月31日には同空港の事業所内で勤務者が発端と考えられる集団感染があり、そのため第35週は37例という今年最多の報告数となった
◆日本の麻疹ウイルスの遺伝子型はD5型で、これは2010年5月を最後に検出されておらず、15年3月27日にWHO西太平洋地域事務局は日本は麻疹の排除状態にあることを確認した。今年検出されている遺伝子型はH1型とD8型の二つ。アジアで流行している型だ
◆各種報道で呼びかけているが、麻疹に感染しないための唯一の手段は予防接種をすること。アジアだけでなくアフリカ、欧州でも多数発生している。予防接種を心がけたい。
麻疹予防接種を
2016年10月28日 (金)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
企画
寄稿