
大野会長
大阪生薬協会は5日に大阪市内で新年互礼会を開催し、あいさつで大野健一会長は協会活動概要について触れ、技術部会は昨年も講演会、見学会、市場流通生薬品質評価の取り組みを行い、通算259回を数えることを紹介。「これらの活動が優れた品質の生薬を世に供給していることにつながっていると思う。本年も同様に活発な活動を期待している」と述べた。
栽培部会では一昨年、山口県の協力を得て栽培の検討を開始し、昨年には当帰でその成果を出すことができた。大野会長は「同事業はこれからだが、商業栽培に向けて関係者の熱意と努力に期待したい」と強調した。保険薬価部会は昨年、高額薬価が社会的に問題となる中、生薬製剤については近年の原料生薬の高騰により未だに不採算品が多く存在することから、「日本漢方生薬製剤協会や日本生薬連合会と連携して、不採算品の再算定のための活動を継続的に進めていく」方針を示した。
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