日本漢方生薬製剤協会の加藤照和会長(ツムラ社長)は、20日に都内で開催した賀詞交歓会であいさつし、「改革の年と言われる2017年は、新たな『中長期事業計画2017』(5カ年計画)を5月の総会で策定・スタートする極めて重要な年」と述べ、原料生薬の安定確保と、原料生薬から最終製品までの品質確保の二つを今年の最重点課題に掲げた。
原料生薬の安定確保に向けては、中国からの原料生薬の調達をめぐる課題解決を挙げた。原料生薬に関する最新情報に加え、中国国家レベルのプロジェクトとなる「中薬材の発展と保護計画」の進捗状況や「医療サービスまでを含めた発展計画」などの情報収集と、さらなる品質向上を目的に、意見交換を通じて相互理解を深めるのを狙いとした日漢協訪中団による「日中伝統薬交流」を推進していく方向だ。
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