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【医薬・医療業界の人事戦略を探る】ユニヴ(ファーネットマガジン)

2017年3月3日 (金)

人材紹介の経験を生かす‐薬局M&A事業も開始へ

武内氏

武内氏

 薬学生の就職活動支援や薬剤師人材紹介を手がけるユニヴ(大阪市、社長武内弘之氏)は1989年に設立。新卒採用支援事業からスタートした同社は現在、薬学生の就職支援、薬剤師の転職サポートの二つを中核事業として取り組んでいる。同社は新卒者向けの「ファーネット」(2017年度卒業者約4000人登録)と、薬剤師の転職者向け「ファーネットキャリア」とそれぞれのサイトを開設し、企業と薬剤師(薬学生)のマッチング事業を展開している。

 同社の特徴は転職サイト上のみの紹介事業ではなく、登録者の考えや人柄を詳しく知るため、コーディネーターが全国各地に赴き、求職者と面談カウンセリングを実施している点だ。自らもコーディネーターとして活動している武内氏は「16年度診療報酬改定、そして来年の18年度改定を見据え、調剤薬局への転職希望の薬剤師への市場評価がさらに厳しさを増している」と指摘する。

 「3、4年前であれば、薬剤師免許があれば調剤未経験者でも歓迎されていたが、求人側が求める人材のハードルも上がっている」とし、採用ミスマッチングとならないようフェーストゥフェースによる求職者や求人側の声をしっかり聞くことに細心の注意を払うよう心がけている。

 紹介する薬剤師のクオリティアップへの貢献への取り組みとして3年前からファーネットキャリア登録者や取引のある病院、調剤薬局に対し、薬剤師向けの提案情報誌「ファーネットマガジン」(旬刊、部数1万4000部)を発行し送付している。ここではファーネットキャリアと連動する形で、「在宅療養支援」「漢方論」「服薬ケア」「薬膳」「薬学生・若手薬剤師向け奨学金」などの薬剤師限定セミナーの案内。これらセミナーは東京、名古屋、大阪、広島、福岡などの全国主要都市で年数回開催し、好評だという。

 中でも特徴的なのが昨年3月からスタートした若年層薬剤師向けの奨学金セミナーだ。「近年、奨学金貸与を受ける薬学生は多く、卒業時点で1400万円の返済を抱えるケースも少なくない」と武内氏。セミナーでは奨学金の早期返済に向けたライフプランを解説。さらに、実際に奨学金の返済をサポートしている薬局などの職場事例も紹介するほか、個別相談にも対応している。

 また、今春から薬剤師の人材紹介事業に加えて、薬局のM&A事業を手がけていく方針。同社がこれまで展開してきた薬局経営者層向けコンサルティング業務の延長線上の位置づけ。「中小規模でも地域に根ざした薬局の中には、大手チェーンとのM&Aだけではなく、単独での事業継続を希望している経営者もいる。そこで後継者となれる人材のマッチングなどを念頭に取り組んでいきたい」(武内氏)と話す。

 このほか、昨年12月には薬学生向け合同企業説明会として、従来の中小病院・薬局を集めたものとは別に、製薬企業やCRO企業だけを集めた説明会を大阪と東京で開催した。「一部、二部形式で行ったが、希望職種とは違う企業説明会を合わせることで、新たなきっかけを薬学生に示すことができた」とし、来年度も引き続き開催していく考えだ。

 昨年10月に代表取締役社長に就任した武内氏は、人材紹介の方針として薬局、企業の成長発展につながる人をコーディネートしていく考えで、「ホンモノ志向の薬剤師にわれわれがしっかりと向き合いながら、紹介できるようなサービスを提供していきたい」と展望している。

ユニヴ(ファーネットマガジン)
http://magazine.pha-net.jp/




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