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【医薬・医療業界の人事戦略を探る】グッピーズ(グッピー求人)

2017年3月3日 (金)

紹介手数料約15%を維持‐「上げるつもりはない」

肥田氏

肥田氏

 薬局や病院、ドラッグストア向けに人材紹介サービスを手がけるグッピーズは、紹介手数料が年収の約15%と業界最低水準であることが最大の特徴だ。代表取締役の肥田義光氏は、「業界全体で紹介手数料が増加傾向にあり、薬剤師の紹介手数料は30%が標準になっているが、当社は紹介手数料を上げるつもりはない」と強調。医療・歯科・介護の35職種に対応しており、調剤薬局でニーズが高まっている医療事務や管理栄養士の紹介にも力を入れている。

 グッピーズは、2000年に立ち上げた日本初の医療求人サイト「GUPPY」を発端とし、中途採用向けの求人サイト「グッピー求人」、学生向けの「グッピー新卒」を柱に展開している。採用担当者が月100人の登録されている薬剤師にスカウトメッセージを送ることができるなど、ネットを駆使した人材紹介を強みとしている。また、毎年薬学生向けの就職情報誌を発行しており、新卒採用で学生の知名度も高い。就職情報誌への掲載料は5万円で「新卒採用に関しては、利益を度外視してやっている」と話す。

 肥田氏は、「薬剤師の紹介手数料が年々増加傾向にある背景には、人材紹介会社の薬剤師を集めるコストが年々上昇しているためではないか」との考えを示す。1人の薬剤師を登録するためのコストは5~10万円という。「一見して人材紹介会社は儲け過ぎと思われがちだが、実際は多額の広告費用をかけて薬剤師を確保している」と説明する。昨年にグッピーズが調査した医療・介護・福祉の採用難易度ランキングでは、薬剤師が1位の医師に続く2位となっており、薬剤師の採用環境は厳しい状況となっている。特に中小の薬局にとっては、大手の調剤薬局チェーンなどが資金力を生かして新卒の学生を中心に大量採用しており、人材確保が困難になっている。給与面も含め、大手と中小で労働環境に大きな差がなく、「10年前のように大手から中小に転職する流れは弱まっている一方、経営面や将来の不安から大手に転職する薬剤師も多くなっている」との考えを示す。

 そのような中、グッピーズは、低価格設定で他社との差別化を図り、中小の薬局にも利用できるサービスを提供している。人材紹介以外にも中途採用のグッピー求人では、1回求職者に閲覧されると70円を支払う閲覧課金制求人広告を行っており、他の求人媒体と比較して、採用側の大幅なコスト削減が期待できるとしている。返金制度も1カ月以内の退職は100%、3カ月以内は50%と良心的だ。また、早期退職の割合は、1カ月以内が5.3%、2カ月以内は2.4%、3カ月以内は2.7%と、離職率が低いことも強み。「当社の紹介は、薬剤師に無理やり面接や入社させようとしないから、離職率が低いのではないか」と話す。

 一方、グッピーズは薬剤師以外でも医療・介護・福祉の様々な職種に対応しており、その中でも最近ニーズが高まっているのが医療事務と管理栄養士だ。景気の回復と共に、医療事務の採用が難しくなっている。また、調剤薬局では医療事務のかわりに管理栄養士を採用するケースも増えている。管理栄養士を使って訪問栄養指導を行う薬局も増えつつある。「薬局の在宅医療と言えば、薬剤師しかないと思っている人も多いが、管理栄養士の訪問栄養指導が今後普及する」と近い将来を予測する。

グッピーズ(グッピー求人)
https://www.guppy.jp/




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