第一三共の中山讓治会長兼CEOは、11日に都内で開催した決算会見で、2015年比で2割減となった主力の降圧剤「オルメサルタン」が米国特許切れに直面する中、今期事業の位置づけについて、「オルメサルタンのパテントクリフが真っただ中にあり、今年乗り越えられれば、来年も乗り越えやすいし、未来がはっきりしてくる。今年しっかりやるのが大事」と語った。
オルメサルタンが同社トップ製品から退いた後に、その後を引き継ぐのが主力の抗凝固薬「エドキサバン」。20年度までに売上1200億円以上を目指す中、20カ国以上で上市・承認を達成し、経口抗凝固薬(DOAC)市場ポテンシャルの約95%をカバー。16年度第4四半期時点で売上収益シェア第3位の18.2%を達成し、新規患者シェアは32%に拡大している。現在、上位2製品と激しい競争を演じている。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。