埼玉県と日本薬科大学は7月25日、夏休み中の高校生を対象に「1日薬剤師体験教室」を、埼玉県伊奈町の日本薬大さいたまキャンパスで開いた。県内の高校に通う学生61人が参加、講義や無菌調剤、軟膏調剤などの模擬調剤を通じ、薬剤師の仕事やOTC薬の販売制度・セルフメディケーションの重要性などを学んだ。
最初に、同県保健医療部薬務課の天下井昭(あまがい・あきら)課長が、「体験教室は今年で7回目となる。毎年たくさんの高校生から応募があり、参加した高校生が薬科大学・薬学部に合格したとも聞いている。この教室は、講義と薬剤師が実際に薬局で調剤しているような実習、薬の性質に関する実験を通して、薬の正しい使い方、医薬品の製造から販売までの知識を深めてもらうことを目的としている。今日の教室を通じて、薬学について興味・関心を持ってもらえればと考えている」とあいさつした。
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