医薬品産業の育成に意欲
加藤勝信厚生労働相は28日、専門紙記者団との就任会見で、医薬品産業の育成に言及。「新薬が提供されることは国民にとって大きなポイント」とし、「国民の医療ニーズに対応すること、経済成長にプラスに寄与することの2点を念頭にしっかり取り組んでいきたい」との考えを述べた。医療・介護の提供体制を一体的に進める地域包括ケアシステムの構築に向けては、「(2018年度診療報酬・介護報酬)同時改定の中で、地域包括ケアシステムをより進めていくという視点に立ち、われわれが議論をリードしていきたい」と意欲を示した。
加藤厚労相は、診療報酬・介護報酬の同時改定を控えた18年度予算編成に臨むに当たって、「骨太方針に示されている社会保障関係費の自然増を3年間で1兆5000億円に抑えるという目標に取り組んでいきたい」と方針を強調した上で、「限りある財源の中、高齢化で多様化する医療、介護ニーズに対応しつつ、効率的・効果的な施策を通じて、社会保障制度を次の世代に引き継いでいけるような持続可能なものにしていく。そういう姿勢で年末に向け取り組んでいきたい」との姿勢を示した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。