関連検索: 医薬情報担当者教育センター MR 高久史麿
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医薬情報担当者(MR)教育センターの設立10周年記念パーティーが3月28日、東京大手町の経団連会館で開催された。冒頭、あいさつに立った理事長の高久史麿自治医科大学学長は、「この10年間で、MRの認知度を高める役割を果たしてきたと思っている。医学・医療の進歩は早いので、今後はますますMRの役割は重要になるので、社会的認知をさらに高めていきたい」と、10年を機に、改めてMRの周知を図っていく方針を述べた。
来賓として出席した厚生労働省の黒川達夫審議官は、「医療用医薬品の情報は添付文書に集約されているが、この情報をいかに正確に医療現場に伝えられるかが求められた結果、MRが誕生したと思っている。高久理事長を初めとした関係者が、テキストを作成し、当時5万人以上いたMRに認定試験を実施してきたが、どの財団でもできることではない。センターと製薬産業界が協力した結果だと思う」と述べ、団体としてのMR教育センターの取り組みを賞した。
黒川氏はまた、「21世紀に医薬品が担う役割は高まり、以前とは比べものにならないほど格段に難しい病気に対する医薬品が求められていると同時に、安全性も国民の関心の大きな対象であり、MRの役割はますます重くなる。MRがいて本当に良かったと言われるよう、さらなる活躍をお願いする」と、MRに対する期待を述べた。
既に定着したMR教育研修制度とMR認定制度だが、両制度での諸課題も指摘されており、現在、検討を抜本改革が進められている。
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