協和発酵キリンは、抗CD抗体「リツキシマブ」のバイオシミラー(BS)「リツキシマブBS点滴静注100mg・同500mg『KHK』」を発売した。国内初のリツキシマブBSであり、同社初のBSとなる。
同剤は、協和発酵キリンが2016年にスイスのノバルティスのジェネリック医薬品(GE薬)子会社「サンド」から国内販売権を導入したもの。
協和発酵キリンは、富士フイルムとの合弁会社「協和キリン富士フイルムバイオロジクス」で、関節リウマチ治療薬「アダリムマブ」、血管新生阻害剤「ベバシズマブ」のBSを開発中だが、リツキシマブBSについては、重点領域である血液癌と重なるため、協和発酵キリンによる単独販売の形をとる。
リツキシマブの先発品「リツキサン」は、中外製薬が販売しており、売上高は16年で321億円、17年上半期で154億円となっている。