調剤薬局向けシステム開発・販売のズー(長野県上田市)は、好評発売中の薬剤師向けタブレット端末アプリケーション「kusudama(薬玉)」に、処方箋読み取りの新機能を組み込んだ新バージョンを今春リリースする。新たに処方箋を正確かつ高速に読み取る“OCR機能”を標準搭載することにより、処方箋を手入力することなく「kusudama(薬玉)」に短時間で登録することができ、薬局の生産性向上を強力に支援する。
薬剤師向け次世代アプリ「kusudama(薬玉)」は、薬剤師1人がタブレット端末1台を持つ形で使用。処方箋入力やピッキング、調剤監査、服薬指導、会計など様々な薬局業務を支援する。在宅訪問先など薬局の外でも使用可能で、24時間対応などの場面でも役立てることができる。
調剤薬局が行う業務を全てタブレットで行うことで、患者との対話時間を増やし、かかりつけ薬剤師の“対人業務”をサポートするシステムとして2016年10月に発売された。調剤状況画面を確認することで、「誰が何の業務を行っているか」「お待たせしている患者がいないか」など、薬局内を視覚化し、スタッフ全員で情報の共有化ができることをメリットに挙げる薬局も多い。
新たに加わるOCR機能の部分は、[1]未登録の処方箋も簡単に書式定義[2]高速な文字認識、マスター照合による自動補正[3]QRコードにも対応――が主な特徴。新しい未登録フォーマットの処方箋も簡単に書式定義が行えるほか、「kusudama(薬玉)」搭載の医薬品名、用法名等とマスター照合により、正確なデータを素早く読み取れる。また、丸囲みの表記形式についても高い精度で読み取ることができる。もちろんQRコードのある処方箋についても対応しており、QRコードのあり・なしを問わず効率よく処方箋を読み取ることが可能。
詳細はHP(http://www.emedical.ne.jp/products/kusudama/ocr/)。販売価格等、問い合わせはズー医療営業部(TEL0268-37-1531、info@zoo.co.jp)