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【中外製薬】欧州でのマーケティング強化”販売拠点の組織運営体制を見直し

2008年04月04日 (金)

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 中外製薬は、欧州におけるマーケティング活動を強化するため、欧州販売拠点の組織運営体制を見直し、体制強化を図った。

 現在、同社の欧州における販売体制は、1997年に英国に設立した「中外ファーマ・マーケティング」が欧州全体を所管する営業統轄会社として、英国、フランス、ドイツの3ヵ国の販売拠点を設け、営業活動を展開。G”CSF製剤「グラノサイト」、胃炎・消化性潰瘍治療剤「アンテプシン」(英国とアイルランドで販売)の販売を進め、順調な業績を上げてきた。

 今回の組織の見直しは、これまで築き上げてきた欧州でのビジネス基盤を生かしつつ、さらなるマーケティング活動の充実・強化を目指したもの。営業統轄機能を持つ中外ファーマ・マーケティングの取締役社長には、「中外ファーマ・フランス」の代表者アラン・クレジョ氏が就任。「グラノサイト」の価値最大化に向け、より積極的なマーケティング活動を行う体制を整えた。

 また、新たな組織運営体制は、ヒト化抗IL”6受容体モノクローナル抗体「アクテムラ」の欧州承認後も見据えており、共同販促を行うロシュ社との強固なパートナーシップで「アクテムラ」の円滑な市場導入活動を進めていく考えである。

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