18日付新発売
セルジーン日本法人は、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害剤「イストダックス点滴静注用10mg」(一般名:ロミデプシン)について、再発・難治性の末梢T細胞リンパ腫(PTCL)治療薬として新発売した。PTCL適応では日本初のHDAC阻害剤となる。
イストダックスは、腫瘍細胞内のHDACクラスIを低濃度で阻害し、ヒストン等の脱アセチル化を阻害することによって、腫瘍細胞の細胞周期停止やアポトーシスを誘導し、腫瘍増殖を抑制する。国内第I/II相試験では、部分寛解以上の奏効率が42.5%、完全奏効率は25%となっている。