18日付新発売
中外製薬は、抗PD-L1抗体「テセントリク点滴静注1200mg」(一般名:アテゾリズマブ)について、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌治療薬として新発売した。
テセントリクは、腫瘍細胞、腫瘍浸潤免疫細胞に発現する蛋白質「PD-L1」を標的とする免疫チェックポイント阻害剤。
PD-L1は、T細胞の表面上に見られるPD-1、B7.1の双方と結合し、T細胞の働きを阻害するが、テセントリクがこの結合を阻害し、T細胞の抑制状態を解除することで、T細胞による腫瘍細胞への攻撃を促進すると考えられている。
効能・効果に関連する使用上の注意として、化学療法未治療や術後補助化学療法における有効性や安全性は確立していないとされている。