18日付新発売
アストラゼネカ日本法人は、国内初のポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ(PARP)阻害剤「リムパーザ錠100mg、同150mg」(一般名:オラパリブ)について、「白金系抗癌剤感受性の再発卵巣癌における維持療法」の適応で新発売した。
リムパーザは、DNA損傷応答機能を活用した新規作用機序の世界初のPARP阻害剤。DNAの相同組み換え修復機構が機能していない癌細胞に対し、特異的に細胞死を誘導する作用機序を持つ。BRCA遺伝子変異陽性のプラチナ製剤感受性再発卵巣癌を対象としたプラセボ比較の臨床試験では、主要評価項目の無増悪生存期間について、プラセボ群の5.5カ月に対し、リムパーザ群は19.1カ月と有意差を示している。