量子科学技術研究開発機構(量研)と千葉市(市長熊谷俊人氏)は連携して、量研放射線医学総合研究所(放医研)病院において、国家戦略特区の特例を活用して、初めてとなる重粒子線治療に関する外国人医師の研修を開始する。
量研放医研病院は、1994年に世界初の重粒子線治療装置を建設し、現在も世界最多の治療患者数を誇る重粒子線治療の世界的中核機関となっている。一方、国家戦略特区に指定されている千葉市は、昨年5月に診療用粒子線照射装置海外輸出促進事業(粒子線治療の研修に係る出入国管理及び難民認定法施行規則の特例)の認定を受け、量研を事業の実施に携わる機関に指定した。量研放医研病院は、これにより粒子線治療に関する外国人医師等の研修期間を従来の1年から2年まで延長することができるようになった。
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