厚生労働省の「国立高度専門医療研究センター(NC)の今後のあり方検討会」は6月29日、NC6機関の役割をまとめた素案について議論を行った。世界最高水準の医療を実現し、地球規模の課題や時代の変化に対応していくことを普遍的な役割に位置づけ、研究開発については、ナショナルレジストリの共有など基盤的研究を中心課題に取り組んでいくことを明記。委員からは「NCならではの機能を明確にすべき」などと意見が相次いだ。年内メドに報告書をまとめる予定。
素案では、これまでのNCの基本的な考え方は今後も維持するとしつつ、国立がん研究センターなど6NCの具体的な取り組みについては、世界最高水準の医療を実現し、地球規模の課題や時代の変化に対応していく視点で取り組む役割を位置づけた。
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