日本医療研究開発機構(AMED)は、「2018年度BINDS(創薬等先端技術支援基盤プラットフォーム)公開シンポジウム」を9月6日、東京・大手町のよみうり大手町ホールで開催する。昨年4月からスタートした同事業では、ライフサイエンス研究の成果を医薬品の実用化につなげることを目指し、最先端研究者が外部研究者からの要請で構造解析や蛋白質生産などの最新技術を用いて研究進捗の直接支援などを実施している。今回のシンポジウムでは、1年間の成果報告などが行われる。参加費は無料で、定員は500人。当日のプログラムは次の通り。
◇第1部:事業紹介
胃の強酸性化の秘密―阿部一啓(名古屋大学細胞生理学研究センター准教授)、クロマチンによるDNA機能制御―胡桃坂仁志(東京大学定量生命科学研究所教授)、次世代型疾患モデル動物作出―畑田出穂(群馬大学生体調節研究所教授)
生薬データベースの高度化と構造創薬への応用―金谷重彦(奈良先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科教授)、ポスト抗体医薬:分子標的ペプチドの創出―藤井郁雄(大阪府立大学理学系研究科教授)、アカデミア創薬を目指した高度抗体開発支援―加藤幸成(東北大学大学院医学系研究科教授)、免疫チェックポイント受容体の機能と制御―前仲勝実(北海道大学薬学研究院教授)
◇第2部: 最先端研究紹介(招待講演)
結晶スポンジ法とその創薬研究への応用―藤田誠(東京大学大学院工学系研究科教授)、Structure-guided Fragment-based Drug Discovery for Cancer and Tuberculosis:Fighting the Emergence of Resistance―トム・ブランデル(ケンブリッジ大学生物化学学部教授)
参加申し込みは、AMEDホームページから行うこと。問い合わせ先は、AMED創薬戦略部医薬品研究課BINDS事業担当(TEL:03-6870-2219)