東京都薬剤師会は8月31日の定例会見で、東京大学病院に新設が予定されているアメニティ施設の一部として、外来患者の処方箋応需を目的とした薬局の誘致が計画中であることに対して、東大総長および東大病院長・事務部長宛てに8月24日に申し入れを行ったことを明らかにした。都薬として、“患者の安全に勝る利便は存在しない”との観点に立って、安全適切な薬物治療が確保されることを願い、同大学の敷地内への薬局誘致が行われないよう強く申し入れたもの。
この問題に関して都薬ではこれまでに、東大病院側に話し合いの場を設けてほしいと要請してきたが、現時点までにまだ実現していない状況。アメニティ施設の公募締め切りが8月22日であり、今回の申し入れは、公募の締め切りが終わった段階で都薬としての対応を示したものだ。
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