ライオンは、今後ますます深刻化する超高齢社会に向けて、介護者(介護現場で働く人、家族)と被介護者の相互の負担・不安を軽減する新ブランド「ラクタスケア」を立ち上げた。第1弾として、介護施設向けに衣料用液体洗剤、消臭スプレー、浴室用洗剤の3商品を新発売した。
同社では、介護施設での洗濯物の汚れを調査したところ、「尿汚れ」「食べこぼし」「便汚れ」が特に目立ち、これらの汚れが付いた多くの衣類を複数の洗濯機で1日に数回から数十回も洗濯を繰り返していることが分かった。また、これら衣類についた尿臭は通常の洗濯では落としにくく、特別に手間をかけるなど忙しい介護現場の大きな負担となっていた。
介護現場の“独特で不快な臭気”は、ニオイのキーとなる成分で、尿由来の「パラクレゾール」と、同じく尿由来の「リン酸塩」が共存することで、衣類にしみつき、落としにくくなる。新開発の「トップラクタスケアニオイのモトから取る洗たく用洗剤」は、洗濯時の洗濯液pHが弱酸性になるので、尿臭を落としにくくするリン酸塩を溶かし、落としやすくする。これら優れた洗浄力に加え、抗菌成分配合で生乾き臭も防ぐ。爽やかな石けんの香りで、900gオープン価格。
このほか、介護現場での2大悪臭である尿臭と便臭を消臭し、除菌・抗菌力でニオイの発生を防ぐ「ラクタスケア衣類・布製品の消臭&除菌・抗菌スプレー」(350mLオープン価格)、素早い泡切れで浴室掃除のすすぎの時短・節水ができる、香料無配合の「ルックラクタスケアおそうじクイック浴室用洗剤」(400mLオープン価格)も発売し、より良い介護環境づくりのサポートを目指す。