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【静岡県立総合病院薬剤部が解析】認定薬剤師に高い介入効果‐外来がん患者の指導管理業務

2019年01月11日 (金)

診療報酬以上の経済効果確認

 がん領域の認定資格を持つ薬剤師が実施する外来がん患者への介入効果は、認定を持たない薬剤師に比べて高いことが、静岡県立総合病院薬剤部の嘉屋道裕氏らが実施した研究で明らかになった。同院を受診した、延べ2200人以上の外来がん患者を対象に介入内容を解析したところ、医師に処方提案や疑義照会を実施した割合や、症状改善の割合は、認定を有する薬剤師の方が高かった。副作用発現の未然防止や重篤化回避による医療経済効果は1件当たり6355円に達し、認定を有する薬剤師の関与時に算定可能な「がん患者指導管理料」200点を大幅に上回るため、嘉屋氏は「診療報酬の改定が必要ではないか」と提案している。

 薬剤師が算定可能な「がん患者指導管理料」は2014年の診療報酬改定で新設された。日本病院薬剤師会のがん薬物療法認定薬剤師、日本臨床腫瘍薬学会の外来がん治療認定薬剤師、日本医療薬学会のがん専門薬剤師が実施した場合に同管理料を算定できる。当時、認定資格の価値が診療報酬でも評価されたとして注目を集めた。その点数に見合うどころか、それ以上の価値のある業務を行っていることが、今回の解析で裏づけられた格好だ。


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