4部門18研究室を設置
2021年4月の新設を予定している和歌山県立医科大学薬学部(6年制、定員100人)の教育研究体制や方針が概ね固まった。医療系総合大学のメリットを生かし、医学部、保健看護学部と共同で多職種連携教育や研究を推進。高い実践能力を持ち、地域で活躍できる薬剤師や研究能力を兼ね備えた薬剤師の育成に取り組む考え。4部門18研究室を設ける予定で、各研究室を主宰する教授候補者が昨年度内に決まった。今後カリキュラム編成を本格的に進め、20年3月には文部科学省に設置許可を申請する計画だ。
和歌山県立医大の薬学部長候補者である太田茂教授(前広島大学大学院医歯薬保健学研究院教授)は、新設薬学部の教育研究の方針について、「高い実践能力を持ち、地域で活躍できる薬剤師を育成するのが柱の一つ。研究力を備え、国際的に活躍できるファーマシスト・サイエンティストの育成にも取り組む」と語る。
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