TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

癌遺伝子パネル検査、治験参加に大きな壁‐国立がん研セ・土原氏

2019年04月22日 (月)
土原氏

 国立がん研究センター先端医療開発センタートランスレーショナルインフォマティクス分野の土原一哉氏は16日に都内で講演し、今年中の保険収載が見込まれている癌遺伝子パネル検査について、治験の条件に合った被験者集積が難しい実態を明らかにした。検査を行った患者約6000人のうち、既存の抗癌剤が標的とする遺伝子変異を持つ患者が約4割にとどまるとの米国の事例を紹介し、「癌ゲノムスクリーニングで治療の標的が見つかっても、実際に治験に参加できる患者は限られてしまう」との課題を挙げた。

 癌遺伝子パネル検査は、生検や手術などで採取された癌の組織から、次世代シークエンサーが大量の遺伝子を高速で調べ、遺伝子変異を見つける検査。土原氏は、癌遺伝子パネル検査を通じて臨床情報が集積されることにより、「単純に薬剤を選択するだけでなく、効かない治療を避けることにもつながる。高価で副作用の強い薬剤を避けられることは大きい」と述べた。


[ 記事全文 ]

* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。


‐AD‐

この記事と同じカテゴリーの新着記事

HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術