参天製薬の谷内樹生社長兼COOは13日、大阪市内で開いた決算説明会で米国市場再開拓の方針を示した。緑内障の医療機器「マイクロシャント」を2020年頃に米国で新発売し、その約2年後には現在開発中の緑内障治療薬を発売したい考え。谷内氏は「先行投資が続くが、なるべく早く黒字化したい」と意気込みを語った。
マイクロシャントは内径0.07mm、長さ8.5mmのチューブ型の医療機器。眼球に埋め込み、溜まった体液を排出して眼圧を下げる。手術時間が短くなり、患者の負担が軽減されるという。今年中にFDAに申請し、認められれば20年にも発売する計画だ。
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