東京薬科大学薬学部薬事関係法規研究室の益山光一教授は、18、19の両日に札幌市で開かれた北海道薬学大会で講演し、患者の自覚症状から副作用を早期に発見するための「副作用確認シート」を活用した調査結果を報告した。ハイリスク薬を服用している患者を対象に「皮膚のかゆみ」や「目のかすみ」「手足の震え」などの自覚症状を記載した確認シートを用いて「体調の変化」を尋ねたところ、患者からの副作用報告数が18件から238件と大幅に増えた。確認シートには含まれない訴えも多数含まれており、副作用の初期症状と疑われるものも含め早期発見のきっかけとなった。
調査は、2017~18年度のAMED研究「薬局・薬剤部の機能を活用した副作用報告の推進に関する研究」(研究代表者・益山氏)の一環で行ったもの。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。