ヒュミラ特許切れに対応
米製薬大手のアッヴィは米国時間の24日、約630億ドル(約6兆7600億円)でアイルランドのアラガンを買収すると発表した。来年初めに手続きを完了する予定で、両社の年間合算売上高では480億ドル(5兆1570億円)に達し、世界第4位に浮上する。昨年1年間で約2兆円以上を売り上げた抗TNF-α抗体「ヒュミラ」が米国市場で2023年に特許切れを控える中、しわ取り薬「ボトックス」などを販売するアラガンの買収を決断した。1月に米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)が約8兆円で米セルジーンを買収する発表を行っているが、それに次ぐ大型のM&Aとなった。
アッヴィは、18年売上高が前年比15%増の327億ドルとIQVIAの企業別売上ランキング6位の業界大手。売上全体の6割超を占めるヒュミラの特許切れが経営課題となっていた。
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