
近藤昌博氏
武田薬品は、山口県の光工場で稼働している医薬品包装工程で人工知能(AI)技術を導入し、医薬品製造での業務自動化を目指す。包装工程のライン切り替え時に、個装箱やPTP包装などの資材や残留物などが混入していないかを確認するAIを導入し、1月から商用生産への適用を開始した。
光工場テクノロジーオペレーション部製材技術グループ主席部員の近藤昌博氏は4日、都内で開催されたインターフェックスで講演し、一つの製品ロットに年約16日の時間をかけて残留物の確認を行っている実態から、「ワンクリック1秒で、残留物の見逃しなく、より安全に実施できる環境を構築することを目指す」と導入メリットを強調した。将来的には、世界20カ国34製造拠点での導入を検討していく考えだ。
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