日本漢方生薬製剤協会は、国内産生薬の調達量を2030年度に15年度比1.5倍の規模に引き上げる目標の達成が厳しい見通しをまとめた。現状の取り組みで推移すると30年度に2136トンの目標に対し、15年度比1.38倍の1964トンと172トン程度不足する見込み。中国産の輸入に依存しており、国内産生薬の調達量を拡大しなければ今後の漢方・生薬製剤の安定供給が危ぶまれる。その打開策として、国内産の使用量、調達量が多く複数の企業が国内産の調達や契約栽培を行うセンキュウやトウキなどを主要8品目とし、新たな産地拡大につなげたい考え。
漢方製剤等の生産金額は医薬品全体の約2.5%で、病院・診療所で使用される医療用漢方製剤は、医療用医薬品の約2.1%と漢方・生薬製剤の需要は拡大している。農林水産省は薬用作物の栽培面積を指標に国産薬用作物の体制強化に取り組んでいるが、日漢協は「栽培面積」ではなく「調達量」で進捗を評価していく方向に転換した。40年度の調達量を15年度比3倍に拡大し、30年度には1.5倍を達成する目標を掲げた。
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