日本保険薬局協会(NPhA)は11日、昨年11月に設定した「薬局・薬剤師機能強化に関する目標」(2020年3月時点)の進捗状況を公表した。このうち、NPhAの会員企業(307社)では今年5月時点で、「後発品80%以上の構成比70%」の目標は53.3%、「かかりつけ薬剤師の届出の構成比75%」は63.8%、「在宅年間10件以上の構成比60%」は47.1%となった。これら結果について、NPhAは「薬局・薬剤師の機能である後発品の使用促進、かかりつけ薬剤師・在宅の推進においては規模が大きいほど積極的な取り組みがうかがえる」とした。
NPhAが公表した進捗状況をみると、後発品80%以上の構成比は全国平均で47.7%という状況。規模別では、100薬局以上が55.5%、20~99薬局が50.7%などで、個店は39.1%にとどまった。同様に、かかりつけ薬剤師の届出の構成比は全国平均が53.3%で、100薬局以上は58.9%、20~99薬局は63.6%であるのに対して、個店は42.6%となった。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。