米CRO大手のPRAヘルスサイエンシズは、武田薬品との国内CRO事業合弁会社「武田PRA開発センター」を完全子会社化し、日本法人「PRAヘルスサイエンス」として本格始動する。現在、日本で従業員450人が在籍しており、今後数年間で800人規模にまで拡大する。日本法人社長の小川淳氏は22日、都内で記者会見し、「われわれは製薬企業のノウハウや深い洞察を持った事業を展開できる新しい形のCROを目指している」と強調。製薬企業である武田の知見とグローバルCROであるPRAのサービス力を融合させ、受託拡大を狙う考えを示した。
PRAは従業員1万6000人以上の事業規模を持ち、世界90カ国で事業を展開している。日本事業では、国際共同治験の日本パートで伊藤忠グループのCRO「エイツーヘルスケア」と協業してきたほか、2016年からは武田との戦略的パートナーシップを開始。17年には臨床試験受託合弁会社「武田PRA開発センター」を設立し、武田が行う国内治験を受託してきた。
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