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医療機器メーカーのJMSは今月から、乳幼児などの低体重患者の心臓外科手術などに用いる人工肺「オキシアIC」の本格的な販売を始めた。保険償還価格は税別15万7000円。
製品の小型化を実現するため、円形の血液流路構造を採用している。従来の人工肺に比べて血液の流れの偏りを低減させ、ガス交換効率の向上が図られている。できる限り少ない輸血量での手術が可能となる。
また、熱交換部とガス交換部の構造体を一体成形する生産技術を確立し、血液流路構造の単純化を図っているため、水平一方向の血液流路が可能となった。人工肺と血液の接触面積や人工肺の圧力損失の低減によって、手術負荷の高い乳幼児の負担軽減が図られた。
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