日本薬業研修センターは10月から、2019年度後期の登録販売者資質向上研修(集合研修)を実施する。今期のテーマは「高齢者の特性とその対応」。合わせて生活習慣病の漢方薬などについても取り扱う。
19年度後期の集合研修の内容は、▽第1講座「薬事行政情報」▽第2講座「医薬品販売業に係る法規と制度」▽第3講座「登録販売者のための技術・知識[1]」【高齢者にお薦めできる医薬品等】▽第4講座「登録販売者のための技術・知識[2]」【漢方薬:生活習慣病の漢方処方、高齢者にお薦めの漢方薬】――となっている。
第1講座では、一般用医薬品のリスク区分の変更、ビタミン主薬製剤、胃腸薬、かぜ薬等の使用上の注意事項の一部改正といった最新の行政情報を紹介。第2講座は、調剤業務の一部改正(ピッキング等の薬剤師資格不問)、改正健康増進法、食品のロス削減の取組等を紹介する。
第3、第4講座では、高齢者の特性とお薦めできる医薬品、フレイル対策・介護用品、生活習慣病対策としての漢方薬などについて解説する。
同センターは、「高齢者に現れる特有の現象・症状と対応として、ドラッグストアには推奨できる医薬品が揃っている。フレイル対策や介護用品の紹介も含め、ドラッグストアならではの顧客対応ができる受講者に役立つ研修内容」としている。