大日本住友製薬は10月31日、9月に基本合意した英ロイバントサイエンスとの戦略的提携を正式に締結した。獲得するロイバントの子会社5社とデジタル人材は、ロイバントが新設の会社に移管する。大日本住友は、今年度中に新会社の全株式を取得して傘下に置く。投資額は当初見込みより増え3300億円になる見通しだ。
新会社には、デジタル技術の活用を推進する部署を設ける。ロイバントのチーフ・インフォメーション・オフィサー(CIO)のダン・ロスマン氏を責任者に迎え、大日本住友グループ全体のチーフ・デジタル・オフィサー(CDO)も兼任し、グループ全体のデジタル革新を推進する考え。ロイバントから創薬を支援する人工知能(AI)やITツールも取得する。
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