武田薬品は、ロシア・独立国家共同体(CIS)の各国で販売する一部の医療用医薬品・一般用医薬品約20製品について、独製薬企業「スタダ」に譲渡すると発表した。譲渡額は総額6億6000万ドル(約720億円)となる見込みで、シャイアー買収に伴う負債の減額に充てる。来年1~3月に譲渡を完了し、対象製品に関わる約500人がスタダに移籍する予定。シャイアー買収に伴う負債返済を目的とした売却は今回で4件目となる。
譲渡対象となる製品は、武田が重点領域に位置づける消化器系疾患、希少疾患など5領域以外から選定し、一般用のビタミン剤や栄養補助食品に加え、心疾患、糖尿病、呼吸器疾患やその他疾患領域の一部の製品が含まれている。
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