財政制度等審議会は25日、2020年度予算編成に関する建議をまとめ、麻生太郎財務相に提出した。20年度診療報酬改定については全体で2%半ば以上のマイナス改定の必要性を強調。診療報酬本体についてもマイナス改定とするよう迫ったほか、調剤報酬について、全体のあり方を見直すと共に、調剤料に関して剤数や日数に比例した算定方式を適正化して「大胆に縮減」することを求めた。
20年度診療報酬改定については、全体で2%半ば以上のマイナス改定とする必要があると強調。診療報酬本体についてもマイナス改定とするよう主張した。改定率をめぐって、予算編成過程では医科、歯科、調剤という大括りでの各科改定率のみを決めており、改定財源が各科でどのように配分されているか定かではないと問題意識を示し、医科・歯科・調剤の改定率だけでなく、病院と診療所の間で改定率に差を設けるなど、配分の大枠を示すべきとした。
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