
各県の薬剤師が薬薬連携や多職種連携の取り組みを紹介した
東海薬剤師学術大会が1日に四日市市で開かれ、シンポジウム「地域包括ケア時代に求められる薬局・薬剤師像」では、各県の薬局薬剤師が地域の病院薬剤師と連携した取り組みや在宅医療における多職種連携のポイントを報告した。愛知県薬剤師会の奥田佳苗氏(スギ薬局東浦店)は、薬薬連携の一環として、知多半島の主要5病院が共通フォーマットの抗癌剤レジメンシールをお薬手帳に貼付する取り組みを推進している取り組みを紹介。「今後、シールに記載された情報を十分に活用できるよう、地域の薬薬連携を推進する組織が中心になって薬局薬剤師の教育に力を入れたい」と語った。
共通フォーマットで作成したシールには、レジメンに含まれる薬の名称や効果、投与順序、点滴時間、投与スケジュール、注意点などを記載。患者の身長や体重、体表面積、癌腫なども明記している。薬局薬剤師には、病院で静注投与する抗癌剤についても十分に把握した上で、患者への説明や副作用モニタリングを担ってもらう狙いが背景にある。
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