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薬剤師介入で20兆円超削減‐京大・岡田氏らグループ、高血圧患者の管理効果試算

2019年12月25日 (水)

 日本の薬局薬剤師が高血圧患者を対象にカナダの薬局薬剤師と同様の介入を行うと、25年間で20兆5500億円の医療費削減効果が見込めることが、岡田浩氏(京都大学大学院医学研究科健康情報学研究室)らのグループが実施した研究で明らかになった。カナダの一部地域では、処方権を持つ薬局薬剤師の適切な薬物療法の管理によって血圧コントールが改善することが示されており、日本でも大きな効果が期待できるという。

 カナダのアルバータ州では、薬局薬剤師が医師の指示のもとではなく、独立して処方権を持ち、降圧薬の投与開始や投与量変更などの薬物療法の管理を担っている。薬剤師が薬物療法の管理を行った効果を検証したランダム化比較試験「RxACTION」では、医師が処方し、薬剤師が投薬する従来治療群の収縮期血圧が11.8mmHg低下したのに対して、薬剤師が処方を行う薬剤師管理群では18.3mmHgと大きく低下することが示された。薬剤師は医師に比べてガイドラインを遵守する傾向が強いため、血圧値に差が生じたと考えられている。


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