千年カルテプロジェクトに参画する医療機関の情報を集約したリアルワールドデータ(RWD)の二次利用が本格的に始まる。次世代医療基盤法に基づき医療情報を匿名加工し、研究者などに提供できる初の事業者として昨年12月、一般社団法人ライフデータイニシアティブ(LDI)が認定された。産学官の種別に関わらずデータの二次利用は可能で、製薬企業の注目度は高い。早ければ今秋頃にRWDの二次利用が可能になる見通し。
千年カルテプロジェクトは、国の次世代医療ICT基盤協議会で承認された日本医療研究開発機構の研究事業として、2015年度からスタート。京都大学が主軸になって参加医療機関を増やしながら、医療情報を集約する体制を整備してきた。
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