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高額薬に新薬価制度必要‐元バイエル・栄木氏「早急な対応策考えるべき」

2020年02月05日 (水)

バイオ後続品の普及促進を

 元バイエル薬品会長の栄木憲和氏は、本紙のインタビューに応じ、国内で抗体医薬品や再生・遺伝子細胞治療医薬品など高額医薬品の上市が続く中、社会保障制度を維持するためには「現在の医療システムとは切り離した高額医薬品の薬価制度の運用が必要になるのではないか」と提言した。高額医薬品にカテゴリーされる薬剤が医療費支出全体の5%以上になると危険水域、10%以上になると社会保障制度に甚大な影響を与えるとの米国の研究成果を踏まえ、「バイオ後続品の普及と合わせて高額医薬品への対応策を早急に考えるべき」と訴えた。

 高額医薬品をめぐっては、2014年に抗癌剤「オプジーボ」、その後にC型肝炎治療薬「ソバルディ」、抗癌剤「キイトルーダ」が相次いで登場し、さらに昨年にはキメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法「キムリア」が上市された。売上規模の拡大に応じて薬価を引き下げる新たな再算定ルールで歯止めをかけるものの、革新的で高薬価の医薬品が多く登場してくる中長期的な制度の道筋は見えていない。


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