昨年の国内医療用医薬品市場は薬価ベースで2.8%増の10兆6256億円と3年ぶりのプラス成長となったことが、IQVIAの調査で明らかになった。昨年10月に実施された消費税引き上げに伴う薬価改定の影響を跳ね返し、5年連続で10兆円を超える総売上高を達成した。売上上位10製品では抗癌剤「キイトルーダ」が64%増とトップに躍り出ており、3製品が1000億円超の大型製品となった。
病院市場は4.6%増の4兆7472億円と堅調だったほか、開業医市場は1.1%増の2兆1379億円、薬局その他は1.6%増の3兆7406億円と前年のマイナス成長からプラス成長に転じた。3市場が全て前年を上回るのは2015年以来となる。
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