◆マスク不足が続いている。ある薬局薬剤師によると「一見のお客さんが『マスクはないか』と頻繁に来店する。地域の薬局をしらみ潰しに回っているのでは」とのこと。各地のドラッグストアの前には開店前にマスクを求めて行列ができるなど、混乱は当面収まりそうにない
◆店舗の従業員にとっては、マスクや消毒剤の有無を頻回に尋ねられることで、日常業務に割く時間が削られてしまう。来店客とのやりとりで心理的な負荷がかかる場面もあるだろう
◆苦しい状況が続くが、ピンチをチャンスに変える発想で乗り切りたい。来店者にマスクや消毒剤を販売できなくても、情報を提供するだけならいつでも実行できる
◆様々な情報が氾濫する中、公衆衛生を担う専門家として、手洗いの効果や注意点、新型コロナウイルスのリスクなどを、分かりやすく対面で伝えるからこそ得られる理解もあるだろう。過度な不安を和らげ、社会全体が適切に対応するための役割を薬局薬剤師が担い、その存在を地域で認知してもらう機会として捉えたい。
ピンチをチャンスに
2020年03月30日 (月)
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